ChatGPT、Claude、Geminiのどれに課金するか迷ったら、モデルの性能順位ではなく、毎週繰り返す仕事で選びます。
この記事で比較の中心にするChatGPT Plus、Claude Pro、Google AI Proは、米国価格でいずれも月20ドル前後です。
しかし、含まれる機能と得意な作業は同じではありません。
合同会社Pharmapiaでは、Claude ProとChatGPT Proを契約し、Geminiは無料版を利用しています。
Claude Codeで文書や仕様書を作り、ChatGPTのCodexで実装したうえで、お互いの成果物を確認させるためです。
一方、Geminiで使っていた画像生成をChatGPTへ移し、動画を作る機会も減ったため、Googleサービスを日常的に使っていても有料契約は継続しませんでした。
比較の基準日は2026年8月2日です。
各社の公式情報と合同会社Pharmapiaの使用経験を区別し、仕事別の選び方を説明します。
- 1つだけ課金する:文章、調査、画像、実装を広く扱うならChatGPT Plus
- 文書作成を優先する:仕様書、指示書、長文の整理が多いならClaude Pro
- Googleの機能をまとめて使う:Gmail、ドキュメント、Notebook、画像や動画を横断するならGoogle AI Pro
- 開発を長時間続ける:Codexの利用枠が足りない場合にChatGPT Proを検討
3サービスの料金体系
料金を公平に比べるため、機能が近い個人向けプランを中心に確認します。
ChatGPT Pro、Claude Max、Google AI Ultraは、比較の中心にするプランより利用枠が多い上位プランです。
最初から上位プラン同士を比べると、一般的な利用者の判断から離れてしまいます。
| サービス | 標準有料プラン | 上位プラン | 料金に含まれないもの |
|---|---|---|---|
| ChatGPT | Plus:月20ドル | Pro:月100ドルまたは200ドル | OpenAI APIの利用料 |
| Claude | Pro:月20ドルまたは年200ドル | Max 5x:月100ドル Max 20x:月200ドル |
Claude APIの利用料 |
| Gemini | Google AI Plus:米国表示で月9.99ドル Google AI Pro:米国表示で月19.99ドル |
Google AI Ultra:契約画面で確認 | Gemini APIの従量料金 |
料金は2026年8月2日に確認した個人向けプランです。日本円の請求額は、税、地域、購入経路によって変わるため、契約画面で確認してください。
ChatGPT Plus、Claude Pro、Google AI Proには、それぞれ利用条件や利用量の上限があります。
定額契約をすれば、APIも同じ料金内で自由に使えるわけではありません。
ChatGPTのProは、100ドルと200ドルで主な機能は共通ですが、Plusに対する利用枠が5倍と20倍に分かれます。
ClaudeのProとMaxは、ClaudeのチャットとClaude Codeで利用枠を共有します。
上限を超えた後に従量制の追加利用を有効にすると、月額とは別に料金が発生します。
Google AI ProはGeminiだけの料金ではなく、GoogleのAI機能と5TBのクラウドストレージを組み合わせたプランです。
ChatGPTが向いている仕事
ChatGPTは、1つの契約で扱える仕事の種類が広いサービスです。
Plusでは、高度な推論、画像生成、ファイルのアップロードと分析、Deep Research、カスタムGPT、Codexなどを利用できます。
文章や調査だけでなく、画像やプログラムまで一つの環境で作りたい場合に向いています。
合同会社Pharmapiaでは、Claude Codeが作成した仕様書をもとに、CodexでWebサイトや業務用ツールを実装しています。
Webサイトのアイキャッチ、図解、デザイン案もChatGPTで作成しています。
これは「ChatGPTの画像がすべての用途で最も優れている」という評価ではありません。
合同会社Pharmapiaが求める画像の品質と、指示後の修正のしやすさが、現在の業務に合っているという判断です。
初めて有料版を使う場合は、まずPlusで十分です。
Codex、画像生成、Deep Researchを継続して使い、利用枠が作業の妨げになってからProを検討します。
Claudeが向いている仕事
Claudeは、文書の構成を整え、長い条件を保ちながら成果物を作る仕事に使いやすいサービスです。
AnthropicはClaudeの用途として、文章、調査、分析を案内しています。
ProにはClaude Codeも含まれるため、チャットで相談するだけでなく、パソコン内のファイルを確認しながら作業を進められます。
合同会社Pharmapiaでは、次の作業を主にClaude Codeへ任せています。
- 仕様書の作成
- 作業指示書の作成
- 既存資料の整理
- 実装前の条件と確認項目の整理
- Codexが作成した成果物の確認
文章の好みは、用途と指示によって変わります。
そのため、「Claudeは常に文章が一番よい」とは断定しません。
合同会社Pharmapiaでは、仕様書や指示書に必要な構成と書き方がClaudeの出力に合っているため、Proを継続しています。
Proの利用枠で足りない場合はMaxも選べます。
ただし、上位プランへ変更する前に、長くなった会話を分ける、不要な資料を読み込ませない、作業単位を整理するといった見直しが先です。
Geminiが向いている仕事
Geminiの特徴は、単体のチャット性能だけではなく、Googleのサービスを横断できることです。
Google AI Proでは、Gemini、Deep Research、Gemini Notebook、Gmail、Googleドキュメントなどとの連携を利用できます。
画像生成のNano Banana Proや、Google Flowを通じた動画生成も含まれます。
GeminiアプリのGoogle AI Proでは、ファイルを扱う際に100万トークンのコンテキストを利用できます。
長い資料をまとめて読み込ませたい場合も候補になります。
ただし、Googleサービスを使っているだけで、有料版が必要になるとは限りません。
メール作成、資料整理、画像、動画のどれを毎週使うかで判断します。
Google Workspaceを契約している企業は、個人向けGoogle AIプランと組織向け契約を混同できません。
管理しているアカウントと利用できる機能を、契約前に確認する必要があります。
合同会社Pharmapiaの使い分け
合同会社Pharmapiaでは、ClaudeとChatGPTへ同じ仕事を競わせていません。
得意な工程へ分けたうえで、別のAIに確認させています。
異なるAIを使っても、誤りが自動的になくなるわけではありません。
両方が同じ誤りを見落とす場合もあります。
公開、送信、本番反映の前には、人が根拠、変更内容、画面の状態を確認します。
Geminiには、過去にNano Bananaによる画像生成とVeoによる動画生成を目的として課金していました。
現在は画像生成をChatGPTへ移し、動画を作る機会もほとんどありません。
GmailやGoogleドライブを利用していても、Geminiの有料機能を繰り返し使う業務が少ないため、無料版へ戻しました。
この判断は、Geminiの性能が低いという意味ではありません。
有料機能を使う仕事が減り、費用を継続する理由がなくなったためです。
Claude CodeとCodexの違いは、CodexとClaude Codeでホームページや社内ツールを作る方法でも解説しています。
仕事別の選び方
1つだけ課金する場合は、最も高いベンチマークを取ったサービスではなく、作業範囲と利用頻度で選びます。
| 主な仕事 | 最初に試すプラン | 選ぶ理由 |
|---|---|---|
| 文章、調査、画像、分析を広く使う | ChatGPT Plus | 1つの契約で試せる仕事が多い |
| 仕様書、指示書、長文を作る | Claude Pro | 文書作成とClaude Codeを同じ契約で使える |
| Googleの資料、Notebook、画像、動画を使う | Google AI Pro | GoogleのAI機能とストレージをまとめられる |
| Codexで長時間開発する | ChatGPT Pro | Plusより大きい利用枠を選べる |
複数契約は、1つのサービスで足りない工程が明確になってから検討します。
合同会社PharmapiaのClaudeとChatGPTの併用も、同じ仕事を二重に依頼するためではありません。
仕様作成、実装、相互確認という別の役割が毎週発生するため、2つの契約を残しています。
課金前に確認すること
有料版を比較する前に、無料版で実際の仕事を試します。
おすすめは、次の3つです。
- 普段作っているメールや文書を一つ作らせる
- 手元の公開可能な資料を読み込ませ、要点と確認事項を出させる
- 業務で必要な画像、表、コードのいずれかを一つ作らせる
同じ依頼文を3サービスへ入力し、回答の好みだけでなく、修正にかかった回数と完成までの時間を記録します。
月に一度しか使わない機能なら、無料版または必要な月だけの契約で足りる可能性があります。
毎週使い、利用上限が仕事を止める場合に、上位プランの費用を検討します。
個人向けプランを会社で使う場合は、機密情報、個人情報、顧客情報を入力するルールも必要です。
患者情報や漏えい時の影響が大きい情報は、無料版や個人向け有料版へそのまま入力する運用にしません。
組織の管理機能やデータ利用条件が必要な場合は、個人向けプランではなく法人向け契約を確認します。
ChatGPT、Claude、Geminiの選択に、すべての会社で共通する正解はありません。
初めて1つ課金する場合は、幅広い仕事を試せるChatGPT Plusが候補です。
文書作成が中心ならClaude Pro、GoogleのAI機能を日常的に横断するならGoogle AI Proが合います。
上位プランは、標準プランの利用枠が実際の仕事で足りなくなってから選びます。
合同会社Pharmapiaでは、Claude Proで仕様を作り、ChatGPT ProのCodexで実装し、相互に確認する運用を続けています。
Geminiは有料機能の利用頻度が下がったため、現在は無料版です。
契約数ではなく、毎月の仕事に使っている機能だけへ費用を払う形にしています。


