無料でWebサイトを作成して公開できても、そのURLを自社で管理できるとは限りません。
無料ホームページ作成サービスが発行するURLは、サービスを解約したり、別の環境へ移転したりすると変わることがあります。
会社、店舗、個人事業の公式サイトとして長く使うなら、サイトの制作費やサーバー費を抑える場合でも、独自ドメインは最初から用意するのが安全です。
ただし、独自ドメインに変えただけでGoogleの検索順位が上がるわけではありません。
※本記事にはアフィリエイト広告を含みます。
独自ドメインと無料URLの違い
独自ドメインは、企業や事業者がドメイン管理会社を通じて登録し、更新しながら使用する固有のインターネット上の名前です。
example.jpやexample.comが独自ドメインに当たります。
一方、無料ホームページ作成サービスでは、example.service-name.comのように、サービス提供会社が所有するドメインの一部を借りて公開することがあります。
どちらのURLでも、検索エンジンがページへアクセスできればGoogle検索に登録される可能性があります。
違いは、公開に使うサービスを変更した後も同じURLを使えるかどうかです。
独自ドメインは接続先を変更できるため、条件が整っていれば、Webサイトの置き場所を変えても利用者に見えるURLを維持できます。

独自ドメインとSEOの関係
独自ドメインは、検索順位を直接上げる仕組みではありません。
Googleは、ドメイン名やURLに検索キーワードが含まれていること自体は、検索順位にほとんど影響しないと説明しています。
Google検索に登録されるための最低限の技術要件は、Googlebotを遮断していないこと、ページがHTTP 200を返すこと、検索対象となる内容があることです。
そのため、無料サービスのURLだから検索結果へ表示されない、独自ドメインだから上位に表示される、という関係ではありません。
検索順位は、ページの内容、検索意図との一致、内部リンク、他サイトからのリンク、表示速度、クロールのしやすさなど、複数の要因によって決まります。
検索結果で確認される情報
独自ドメインには、検索結果を見た利用者が運営元を確認しやすい利点があります。
会社名やサービス名とそろった短いURLなら、名刺、チラシ、SNS、広告にも同じ表記を使えます。
Googleの検索結果に表示されるサイト名は自動的に決まり、ホームページ上の表記やWebSite構造化データなどが参照されます。
独自ドメインだけで希望するサイト名が表示されるわけではないため、会社名、ロゴ、ページタイトル、構造化データの表記もそろえます。
独自ドメインをDNSで所有権確認すれば、Google Search Consoleのドメインプロパティで、サブドメインやURL全体の検索状況をまとめて確認できます。
参照:Google検索セントラル「Search Consoleのドメインプロパティ」
サービスを変更するときのURL
独自ドメインがSEOで役立つ場面は、ホームページ作成サービスやホスティングを変更するときです。
サービス提供者の無料URLを使っている場合、移転後はページのURLも変わる可能性があります。
Googleは、ドメインやページURLが変わるサイト移転では、再クロールと再登録の間に検索順位が一時的に変動することがあると説明しています。
参照:Google検索セントラル「URL変更を伴うサイト移転」
独自ドメインを使っていれば、DNSの接続先を新しい環境へ変更し、利用者から見えるURLを保ったまま移転できる場合があります。
Googleも、URLを変更せずにホスティングだけを移す方法として、ドメインのDNS設定を新しい環境へ向ける手順を案内しています。
URLを変えずに済めば、名刺やSNSのリンクを修正する範囲も小さくできます。

無料サービスでも独自ドメインを使うべきか
事業サイトとして継続運用するなら、無料ホームページ作成サービスでも、対応している場合は独自ドメインを接続するのがおすすめです。
サイトの作成機能やホスティングを借りながら、公開URLは自社で管理できるからです。
無料ホームページ作成サービスごとの特徴と制限は、無料ホームページ作成サービスの比較記事で確認できます。
ただし、独自ドメイン対応だけでは、SEOと移転性を判断できません。
サービスの無料URLと独自ドメインの両方で同じページが表示される場合は、独自ドメイン側へリダイレクトされるか、canonical(検索結果に表示してほしい正規URLを検索エンジンへ伝える設定)が独自ドメインを示しているか確認します。
Googleは、リダイレクト、canonical、サイトマップを、正規URLを示すための方法として案内しています。
契約前に確認したい項目
独自ドメインを接続できる無料ホームページ作成サービスは、次の項目で比較します。
| 確認項目 | 確認する内容 |
|---|---|
| ドメインの契約者 | 制作会社やサービス運営会社ではなく、自社名義で登録し、管理画面へアクセスできるか |
| 独自ドメインの費用 | 接続が無料か、有料プランが必要か、ドメインの更新費が別にかかるか |
| HTTPS | 独自ドメインでも暗号化されたHTTPS通信を利用できるか |
| 無料URLの扱い | 独自ドメインへ自動転送されるか、正規URLが独自ドメインに設定されるか |
| 検索設定 | ページタイトル、説明文、canonical、サイトマップ、robots設定を確認できるか |
| Search Console | Googleの所有権確認を行い、検索状況を測定できるか |
| 移転方法 | 文章や画像を書き出せるか、移転時に301リダイレクトを設定できるか |
独自ドメインを取得するときは、初年度の料金だけでなく、2年目以降の更新費、移管条件、DNS設定のしやすさも確認しましょう。
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「独自ドメイン永久無料」と表示されていても、契約中のプランだけに適用される場合があります。
更新条件、移管の可否、解約後の扱いまで確認します。
ドメインの契約名義で起きる問題は、ホームページのリース契約で確認したい項目でも解説しています。
CloudflareとChatGPT Sitesの場合
Cloudflare Pagesは無料プランでも独自ドメインを接続できます。
独自ドメインの直下を使う場合と、tools.example.jpのようなサブドメインを使う場合でDNSの設定方法が異なります。
参照:Cloudflare Pages「Custom domains」
Cloudflare Pagesとレンタルサーバーの違いは、ホスティング環境の比較記事で確認できます。
ChatGPT Sitesも、独自ドメイン機能が提供されているアカウントでは、所有済みのドメインまたはサブドメインをDNS設定で接続できます。
ChatGPT Sitesがドメインを登録してくれるわけではないため、ドメインは別途取得し、自社で更新を管理します。
参照:OpenAI Help Center「Creating and managing ChatGPT Sites」
ChatGPT Sitesの作成方法と公開前の注意点は、ChatGPT Sitesの使い方で解説しています。
無料URLのままでよいケース
無料URLは、検索流入や長期運用を目的としないページに向いています。
- Webサイトの試作品
- 社内だけで使う確認ページ
- 顧客へデザインを見せるデモ
- 短期間だけ使うイベント案内
- 事業化するか判断するための検証サイト
一方、会社案内、店舗サイト、採用サイト、サービス紹介、継続的に記事を増やすコラムは、公開当初から独自ドメインを使う方が移転時の負担を減らせます。
サイトを無料で作れるかどうかと、URLを誰が管理するかは別の問題です。
事業サイトでは、制作サービスを借りても、ドメインの契約と更新は自社で管理できる状態にします。
ホームページの公開方法と独自ドメイン選びを整理しませんか?
Pharmapiaでは、事業内容と更新体制に合わせて、独自ドメイン、Cloudflare、WordPressなどを比較し、安全に運用できる構成をご提案します。



